「PPPとは」 意味や使い方を解説

先日の記事で、通信プロトコルの種類に「PPP」と記載しました。今回はその「PPP」について解説します。

「PPP」とは、略称で正式な名称を「Point-to-Point Protocol」と言います。正式名称は長いので大体みんな略称の「PPP」と呼びます。

この「PPP」のすごいところは、色々な通信プロトコルと接続できるところです。

要は、人間でいうところのバイリンガルですね。東北弁も関西弁もいけちゃうよと。
接続可能な通信プロトコルとしては、「NetBEUI」「AppleTalk」などが上げられます。

さてそれでは「PPP」の機能について話していきましょう。
PPPの通信は、2つの通信プロトコルを使用しています。前回もこんな感じのこといいましたがこんなこと出来るんですね。その2つの通信プロトコルは次のとおりです。

・リンク制御プロトコル(LCPとか言われてます)
これがユーザ認証機能を持っています。

・ネットワーク制御プロトコル(NCPとか言われます)
これが接続を確立する機能を持っています。

すなわちPPPは、「ユーザ認証機能」と、「接続を確立する機能」を持っているということですね。

この機能を使用して、「ユーザーのコンピュータ」と「プロバイダのコンピュータ」を接続および通信を行っています。図として表してみましょう。




わかりやすいですね。続きまして応用編です。

みなさん「PPPoE」という言葉はよく見かけることでしょう。もしかしたら「PPP」単体よりも見かける機会は多いかもしてません。

PPPoEは略称で正式な名称は「Point-to-point protocol over Ethernet」と言います。こちらも長いので大抵はPPPoEと呼ばれます。

PPPoEというのは通信プロトコルのことなのですが、俗称とでも言いましょうか「方法」としても認知されています。

・方法としての意味
イーサネット上でPPPによるセッションを確立する方法

・通信プロトコルとしての意味
イーサネットフレーム上にPPPをカプセル化した通信プロトコル


この「PPPoE」は、インターネット接続サービスでのブリッジ接続に利用されています。イーサネットではPPPoEを使わなくても接続および通信することができるのですが、「ユーザ認証」「接続の確立」といった機能を使用するために「PPPoE」を使用しています。


それでは今日はこの辺で。

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