クジラ式 Delphi 資料
http://oto.chu.jp/a.oto.chu.jp/kujira/text/delphi/index.htm
それでは始めましょう。
■ループ処理
・while文でループさせる
while 条件式 do
処理;
これは一般的な while の処理って感じですね。他の言語と変わらないでしょう。
条件式が true ならば処理を実行します。false ならば処理を実行せずに終了です。
・for文でループさせる
for 変数 := 初期値 to 終了値 do
処理 ;
これは少々特殊な感じがしますね。初期値を変数に代入して、処理を実行します。
そして、変数が終了値になるまでループを続けます。
終了値になったら、処理を実行して終了します。最後に処理を do することが肝ですね。
・repeat文でループさせる。
repeat
処理1 ;
処理2 ;
until 条件式;
これは do while みたいな感じですね。まず最初に処理を実行する、その後に条件式によりループするかどうか判定する。
・Breakで、ループ処理から抜ける
・Continueで、ループ処理の頭からやりなおす。
・Exitで、プログラム自体を終了させる。
これらは一般的ですね。どれもループから抜け出す方法です。
■定数
定数は値の変わらない変数のことです。Java で言うところの final 型の変数、C や C++ では定数がありますね。書き方は C や C++ とほとんど同じです。
const
TEISU = 10;
これで TEISU という名前の定数が出来ました。10 という値は変えることが出来ません。デルファイの変数宣言の仕方とは少々違うんですね。デルファイでいうと条件式に似てますね。
■関数
デルファイにも関数があるようです。2つのタイプの関数があってそれぞれ機能が異なります。
・procedure ←値を返さない
・function ←値を返す
それぞれ見ていきましょう。
・procedure
書き方はこのとおりです。これで Kansu_kun01 という名前の関数ができました。戻り値は無く、処理をするだけの関数です。
procedure Kansu_kun01 ( HIKISU_MOJIRETU : String );
begin
処理;
end;
引数はセミコロンでつなぐことで複数指定することが出来ます。さらに呼び出すときには次のようにします。
begin
Kansu_kun01( 'Hello_World' );
Readln;
end.
このとき、呼び出す前に関数を宣言および作成しておかないと、エラーになってしまうようです。
・function
書き方はこのとおりです。これで Kansu_kun01 という名前の関数ができました。戻り値がありますので、処理をして値を返します。おそらく、Result に値を設定することで戻り値として吐き出せるのでしょう。
function Kansu_kun02 ( a : Integer; b : Integer ) : Integer;
begin
Result := a + b;
end;
var
test_kekka : Integer;
begin
test_kekka := Kansu_kun02 ( 1, 2 );
Writeln ( test_kekkakekka );
Readln;
end.
こちらも、メイン処理にて関数を呼び出す前に、関数を宣言および作成しておかないと、エラーになってしまうようです。
・メイン関数
メイン関数は関数宣言せずにいきなり begin で始まり、end. で終了します。こんな感じです。
begin
処理;
end.
上記でも度々登場していますね。
この辺で1000文字を超えてきたので一旦区切ることにします。
それではまた。