今年入社の新人が研修を終えて現場に配属されてきました。そして私はその新人を部下に持つことになりました。新人のミッションはプロトタイプシステムを作ることです。
新人を私の部下につけることは適切なアサインだと思います。今の職場では偉い人(?)ばかりで、ソースコードをまともに読み/書きできるのはかなり少数ですのでプロトタイプシステムを作るにあたって、指導していくのが難しいからです。
どうやらソースコードの読み書きが不自由なのは、今のアカウントだけでなく弊社全体的に言えることのようです。というか、私は弊社に転職して3社を経験していますが3社ともソースコードをまともに読み/書き出来るのはかなり少数でした。
ですので、ソースコードをまともに読み/書きできる社会人エンジニアは日本ではかなり少数なのではないかと思います。ここで言っている”まともに”とは、オンプレミス環境上でもクラウド環境上でも自分で何かしらのアプリケーションを作ってインターネットに公開する程度のことを指していて大層なことではないかと思います。それこそ、趣味でいじってればそのうち出来る、趣味レベルのことを指しています。
そんな貴重な(?)ソースコードの読み書きが不自由なく行える社会人エンジニアの私の部下として配属される新人はとても幸運だし、作業量が増えてきてパンクしかけていた私にとっても幸運なことです。ちょうど弟子が欲しかったのです(弟子が欲しいは私の幼少のころからの口癖でした)。
こうして新人くんを部下に持って数か月経ったのですが、学習能力がすごいです。みるみる内にものを覚えていきました。特定分野に関しては私よりも詳しく、教えてもらっている状況です。まさに切磋琢磨しあえている。そして同時に見えてきた課題、頑張りすぎて自分のコンディションが乱れがち。これは管理職しっかりしろよって感じですが。
ソースコードの読み書きが出来ない、アーキテクチャを正しく認識できない、人の話を正しく認識できない、これではスケジュール管理できるはずもない。勉強しない管理職とはもう二度と関わらないと心に決めた。